自分は新人時代に退職してしまって看護技術が何もできない。
もともと保健師で勤務していたけど、現場で働くことはできるかな?
採血さえもできる自信がないけど、こんな私でも働ける看護の仕事ってあるの?
こんな悩みを抱えている、ブランク中の方もたくさんいると思いますが、ぶっちゃけ
「えり好みをしなければ十分看護師として働ける」
というのが正しいです。
最近では看護師の業務も多様化していて、今私の仕事は1日中座りっぱなしのデスクワークです(笑)
そしてたまにくる患者さんに対し介護などの悩み相談をしているくらい(^^)
採決もルート確保も、注射もバイタル測定だってしていません!www
そんな私の仕事内容を知りたい方はここ読んでみて下さい。
こんなの自慢できることではないですが、少しでもブランクがある看護師さんに「自分でも働けるかも?」という可能性を感じて欲しいのでアピールしてみました。こんな私の働き方を見たらあなたもやれるかも?と思ってきませんか?
私の職場のように何も看護技術を必須としない職場もたくさんあるんです。
ブランクがあってまた知識や技術を一から身に付けるのは嫌だ!でも看護師という資格を生かせる職場がいい!!というちょっとわがままなブランク看護師様のために、今の時代に看護技術不要で働ける現場を5つ紹介してみたいと思います。
病院の相談窓口
はい、私の仕事ですね!
大き目の病院では私のような相談ナースを病院の窓口に配置する決まりがあります。(加算が取れないので)
実際に相談業務には病棟経験ナシの看護師や子育てブランクありの復帰したての看護師さんが働いています。
もちろん経験は問いません!仕事内容はアナムネをとったり、生活状況を確認したり、カルテからの情報収取とか。たまにワーカーさんと患者さんにお話をします。
つまり病院のなんでも相談を担っている感じ。
必要なスキルと言えば、パソコンの入力作業くらいかな(*´▽`*)
しかも意外とこのような相談業務の求人は数はあるのに表示されにくいというデメリットがあるんです。求人サイトで検索をかけても「外来」などになってしまって、詳細検索ができないんですよね・・・
膨大な外来業務から。相談支援業務を探すのはかなり時間も労力もかかります。
そんな時には思い切って看護師専門の転職サイトへ登録をして、直接問い合わせてみるのが一番です。
実際に看護師の友人が私の職場をうらやましがって、ある転職サイトに相談してみたところ
「連携室の仕事あったよ~!結構募集あるみたいじゃん!」
と教えてくれました(笑)
この仕事って、「病棟業務が好きな看護師」には嫌われやすい傾向があるんです。
働いてみるとわかるのですが、病棟看護師と正反対のようなことをしている時も・・・しかも看護技術を実施する機会はないので、患者さんのそばで看護を技術を提供したいというナースには向かないかな?
逆にブランクがあってでも働けて、技術の自身もないけど看護師としての資格を生かしたいって人にはおすすめです。
このような退院調整看護師を置いている病院は比較的大き目の病院が多いので、福利厚生や昇給はかなりしっかりしているというメリットもありますよ。
特に看護技術を学びたいとも思わないけど、将来的に安定して長く働きたいという方は求人を探してみて下さい。
保育園・託児所・病児保育ナース
最近では職場に託児所がついていることが多かったり、女性の社会進出がすすんだこともあって病児保育がたくさん作られていますよね?
このような子供を対象とした看護の職場も基本的に難しい看護技術を必要をしません。
病児保育って聞くと、そこで注射や点滴もするんでしょ?って思う方もいるかもしれませんが、基本的に病児保育は状態が落ち着いた子供だけを預かるので、お熱を測ったり状態の観察、内服管理が出来れば十分!
もちろん倍率も高くなるので、小児看護を経験している方が優先されてしまうのですが、挑戦してみるのは自由なので自宅近くにこのような求人があれば当たって砕けろ精神で挑戦してみましょう。
ちなみに私のママ友は10年間のブランクを経て、保育園ナースとして復帰を成功させています。
毎日大好きな子供に囲まれて、かなりバタバタですが一緒に遊んで楽しんで働いていますよ(*´▽`*)
ちなみにこの保育園ナースもなかなか求人が公にされることは少ないのが現状です。本気で求人を探すならマイナビ看護師が子供を対象とした施設の求人が豊富でおすすめ。
求人の検索条件の項目にもあるので、まずは自分の地域の求人を見てみましょう。
地域包括支援センター
私もこの相談業務に異動になってから、このような地域の施設を知ることが出来たのですが、なかなか看護師としてはなじみのない職場と思います。
この地域包括支援センターは社会福祉士や保健師、ケアマネージャーなどがいて、地域の住民の健康維持・増進のための取り組みや社会的に支援が必要な方の見守りやサポートをする施設なんですよ。
看護師と言っても特別な業務があるわけではなく、高齢者向けの教室で血圧を測ったり、他のスタッフと一緒に地域住民の相談に乗ったり見守りをしたりしています。
なかなか業務が良く知られていないこともあり、看護師自体からはあまり人気はありませんが、業務自体を見ると全く看護技術は行わないし、デスクワークメインで相談業務をするのが仕事です。
なのでブランクがあって「もう技術はできない!」と腹をくくっている方にはおすすめの仕事です(笑)
ちなみにこのような地域住民とのやりとりは若いナースよりも、人生経験が豊富なおばちゃんナースの方が重宝されますよ(´・ω・)何より地域住民と信頼関係を築くことが大切な看護業務です。
人(特に高齢者)とのコミュニケーションが好きで、ドラマやドキュメンタリーにあるような「生活困難者」「孤独死」「浮浪者」などへの調査や介入が好きな方にもおすすめの仕事言えます。(見守りが必要な方はこのような方ばかりですので・・・)
この求人も普通に検索をして見つけるのは困難です。でも実際には求人は存在していて、埋もれてしまっているんですよね・・・
やっぱりこのような稀少な求人を探すときには、転職サイトのサポートや裏情報を使いこなすのが求人をGETするための必勝法です。
介護施設
介護施設でも看護技術は必要でしょ!!!
と思った方、あまーい!(笑)
介護施設はどんだけ種類があると思っているのですか?
- 老健
- 特養
- 療養型病床
- ケアハウス
- グループホーム
- 介護付き有料老人ホーム
- サービス付き高齢者向け住宅
などなど
他にも施設ごとに様々な名前を付けています。
あなたはこの施設の中で看護師が必要な施設とその業務内容を知っていますか?
私は1年かかってこれらの施設の特徴と、看護師業務範囲や常駐の有無などを理解することが出来ました。
特養や老健は確かに夜勤もあったり、多くの医療行為が必要とされることも多いので基本的な採血、点滴、注射、吸引、経管栄養などが出来ないと難しいです。
でもサービス付き高齢者向け住宅は基本的に看護師不在な施設ですが、中には手厚く看護師を配置していて、その仕事内容は利用者の健康相談やバイタル測定だけなんてこともあります。
グループホームも認知症対応の施設で基本的には自立している方を対象としています。看護師業務はピンキリですが、以前私が関わっていた患者さんがグループホームへ入所しようと相談した時には
「看護師がインスリン管理が出来ないので受け入れできません」
と断られたことがありました(笑)
インスリン注射が出来ない看護師⁉
と正直びっくりしたのですが、このくらいのレベルでも全然務まるということ。
ブランクがあって自分には無理だ!と決めつけてしまっている方も、もっと柔軟に施設を探してみればこのような技術がなくても働ける職場はあるんですよ。
まとめ
潜在看護師で技術の不安が大きい方に向けて、看護技術がなくても働ける職場を4つ紹介させてもらいました。
なかなかマイナーな職場ばかりなので、普通に求人を検索しようと思ってもヒットしないことが多いので探しにくいのがデメリットでもあります。
でも上手く探せば、他の看護師には見つけられないような求人を見つけることが出来てあなた一人でウハウハ出来ちゃうのもこれらの求人のメリットなんですよ。
私の職場って実は他の病棟看護師さんからも人気なんです。
「さやみんとこ行きたいから早く異動しなよ(笑)」
なんて言われながら働いています(一一”)
きっと負担や責任の多い看護業務から解放された人って実は多いんだと思います。
こんな人気の仕事ですが、ブランク看護師にはかなり魅力的だと思います。もし見つけたらすぐにGETするくらいのガッツをもって就活してみましょう。