潜在看護師のブランクが10年や20年でも復職を成功させるための3つの条件とは

今まで看護の現場を離れいて、「気が付けば20年以上経ってしまった」という長いブランクを持っている方は実際にはとても多くいると言われています。

そのような潜在看護師が復職しようと思う時には、自分の知識や技術の衰えなどから復帰に対し大きな不安を抱くことになります。

きっとあなたも「また看護師として働きたい」と思いながらも、

こんなに年数が経ってしまうともう無理かもしれない

という半分諦めの気持ちでここを見ているんですよね?

私は看護師歴10年の、まだまだ下っ端の看護師です。

でもこの10年間で様々な経験のナースや、あなたと同じようにブランクがあって復職を決意してチャレンジして成功or失敗した看護師さんを見てきました。

ここでは20年のブランクがあっても、「必ず復職が成功できる」なんていう甘ったるいことは言いません。

最初に言っておきますが、看護師は1年のブランクでさえもかなり乗り越えるのが大変です。自分で努力や勉強をしないと追いつかない職業なんです。そんな当たり前のことは看護師を経験しているあなたならとっくにしていると思いますが・・・

それが10年や20年といった長期のブランクともなると正直復職は厳しいと言わざるを得ません。

まずは最初にあなたが復職にチャレンジするということは、かなりかなり、空の上ぐらいのハードルを乗り越えるくらいの気持ちで取り組む必要があるということです。

でもね、可能性はゼロではありません。

実際に12年のブランクを乗り越えて復職を成功させてきた先輩ナースを、私は実際に現場で見てきました。

その方は育児で現場を離れて、障害がある子供が中学生になったのをきっかけに仕事へ復帰することを決意したそうです。そしてその看護師は今現場で私と一緒にやりがいをもって働くことが出来ています。

その様な方が何故復職を果たせたのか、その理由とあなたがこれから成功のためにするべき3つの秘訣をお伝えしていきたいと思います。

やる気だけではどうにもならない

まず最初に言っておきたいのが、やる気や意志が強いだけでは復職を成功させることはできないということです。

あなたが誰よりも就職を希望していて、働いたら誰よりも努力して勉強するつもりでいるとしても、雇用する側にはまったくそれは伝わってこないのです。

だって言うだけなら誰でもできますよね?

実際にあなたが雇用する側だったら何も知らない看護師が「大丈夫です。できます!」という人を信用できますか?

しかもそれは20年以上のブランクがある看護師。なかなか採用しようとは思わないようなブラック案件だと思いませんか?

まずは、あなたがそのような果敢なチャレンジをしようとしているということをしっかり認識しておくことが大切です。

ではブランクを乗り越えて復職をすることが大変なのかを知っていただいたところで、本気で復職をするために必要な3つの条件をお伝えしたいと思います。

知識と技術を「今」に通用するレベルまでアップさせる

必ずしなければいけないことの1番重要なのがこれです。

きっとあなたの今の頭の中は20年前の病院や看護の情報しかありませんよね

もしかしたら、褥瘡処置もドライヤーで乾かしていた時代でしょうか?

急変時の対応も「まずは気道確保!」なんて教わっていませんでしたか?

電子カルテなんていうのはもちろんなかったですよね?

これらはすべて間違っている情報で、根拠はすべて覆されています。

このように、まずはあなたの過去の知識を今の医療の最新情報にアップデートさせていかなければいけません。

それはまた国試を1から受け直すような気持ちで取り組まないと、実際にはかなり難しいと言えるでしょう。

でも現在では幸いなことに、あなたのようなブランクがある看護師を積極的に取り込もうとしている病院や施設が増えてきており、そして潜在看護師に向けた研修や講習会などのサポートも充実してきているんです。

このような潜在看護師向けのサービスを積極的に取り入れない手はありません。

とにかく自分が行けそうな研修や講習会などには積極的に参加して、自分の知識や技術を今のレベル、今の医療に通ずるまでにとにかくレベルアップをさせていくことが最優先事項です。

そのための方法については、このような記事でもお伝えしているので、是非参考にしてみてください。

潜在看護師の復職支援5つ紹介~2019年最新の研修やセミナーも紹介~

潜在看護師がブランク克服のためにがやりがちのNGな勉強法とおすすめの本3選

相談できる場所や家族のサポートを確保する

潜在看護師は同じような境遇の仲間を見つけにくく、悩みを相談できる場所がないということも復職を妨げてしまう原因となってしまいます。

一緒に就職活動をしている仲間がいれば、悩みを相談出来たり、やる気が出たりとモチベーションを保つことが出来ます。

ですので孤独な戦いにならないために相談できる仲間や窓口を作っておくことも大切。

ナースセンターにはブランクナース専用のサロンやコミュニティを設けているので、このような場所を活用することで同じ地域でブランク克服を目指す仲間を見つけることが出来ます。

また家族のサポート体制も復職には欠かせません。

結婚していて夫や子供がいる場合には、その家族も巻き込むことになるので復職後の家事の分担や子育ての方針について話し合っておくと復職への自信にもつながります。

このように自分だけで挑戦するのではなく、仲間を作り、家族を巻き込んで一緒に協力してもらうことで復職が成功しやすくなるのです。

10年以上のブランクでも受け入れ可能な病院や施設を探す

最近ではブランクがある看護師を積極的に取り込もうという動きが盛んになってきていますが、20年以上のブランクがある看護師となると、ちょっと話は別です。

数年程度のブランクであれば、職場の指導やカリキュラムなどで早期にスキルを向上させることが可能ですが、20年以上ものブランクがある場合には周囲のスタッフの力だけではどうにもできないところもあります。

注意が必要な職場について解説していきます。

ブランクナースに向かない職場

潜在看護師はやめておいた方が無難という職場を紹介しておきます。

急性期の総合病院

急性期を担う総合病院は毎日が時間との戦いで、予定外の緊急入院や急変時の対応など、とにかく知識や技術をフル活用して挑まないと戦っていけない世界です。

いくら新人指導のカリキュラムが整ってると言っても、また一から学び直して急性期で通用するレベルに持っていくにはあまりにもハードルが高すぎる現場だと言えるでしょう。

またこのような急性期の看護師の平均年齢は20代から30代がピークとなります。

40代以降ともなると現場で浮いた存在になってしまう可能性もあり、実際に働いてみると「同僚と話が合わない」「陰口を言われる」など思いがけぬ人間関係のトラブルに悩まされることも。

古い個人病院、クリニック

クリニックの働き方もその施設によって大きな差がありますが、長年経営している個人経営のクリニックなどは注意が必要です。院長の方針や考え方が偏っていたり、即戦力として使えるような「何でもこなせる看護師」を求められることが多い傾向にあります。

このような職場は院長独自の方針で良し悪し、病院のルールが決まってしまうこともあり、新人ナースや元々のスキルが低いような形の場合には院長やその他のスタッフなどから見下されたり、マウンティングなどの対象にされてしまうことリスクが高いと言えます。

反対にあなたの人柄が院長やその職場に合えば、人間関係が良好に保つことができて、将来的にずっと働くことができる職場になるでしょう。

しかし長期に経営をしているクリニックを選ぶ際にはこのような職場の方針や雰囲気で働きやすさが大きく変わってきてしまうということを覚えておいてください。

10年以上のブランクがある方におすすめの職場とは

では一般的に長期のブランクがあっても働きやすい職場について、紹介していきます。

このような職場を選ぶと失敗するリスクは少なくなるという意味ですので、必ずしもトラブルがないというわけではありませんのでご理解くださいね。

療養型の病院

慢性期の患者さんを対象としており、状態が落ち着いて急変などもないため、ブランクナースが苦手な突発的な仕事や業務がないというのが働きやすい最大のメリットといえます。

基本的にルーチン業務で慌てることもなく、自分のペースで働くことができるのでブランクがある方でも働きやすい職場です。

このような療養型の病院は「ブランク可」というように潜在看護師を率先して雇用してくれるような病院もあり、積極的に雇用をしてくれることもあります。このような病院を探すと更に潜在看護師向けの指導やカリキュラムが整っていたりするので安心です。

介護施設

最近では介護保険の推進や高齢者の増加などに伴い、介護施設が非常に多くなってきました。介護施設を聞くとヘルパーのような介護職員がメインと思いがちですが、看護師も一定数いて、利用者のバイタルを測定したり内服管理や点滴・吸引などの医療行為を実施する役割があります。

介護施設も状態の落ち着いた高齢者を対象にしているので、難しい医療処置や急変などはあまりありません。そしてデイサービスなどの看護師業務であれば夜勤の必要もなく、点滴なども必要ないためブランクがある方でも働きやすいといえます。

ブランク可の職場を見つける方法

このようにブランクがあっても働きやすい職場を見つけることは復職を成功させるために重要な条件でもあります。

しかし今まで看護の現場を離れていた潜在看護師は、今の現場の情報や業務内容がよくわからないという方も多いと思います。そんな方は「ブランク可」の条件で求人を探すことが出来る看護のお仕事のようなサイトを活用して、自分の地域の病院や施設を検索してみましょう。

そうすることで自分がどんな病院や施設で働くことが出来るのか、またどのような職場に必要とされていて、自分はどんな看護をすればいいのかといった具体的なイメージを作っていくことが可能になります。

知識や技術の習得ばかりに熱心になるのではなく、現実的に自分はどんな職場で働きたいのかとイメージしながら就職活動をしていくことも大切です。

まとめ

ここまで長期のブランクがある潜在看護師が復職を成功させるための3つの条件に付いてお伝えしましたが、お分かりいただけましたか?

  1. 知識と技術を「今」に通用するレベルまでアップさせる
  2. 相談できる場所や家族のサポートを確保する
  3. 10年以上のブランクでも受け入れ可能な病院や施設を探す

ここでお伝えした条件をしっかり把握して、復職を目指して頑張っていきましょう(^^)

 

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