デイサービスはブランク看護師に人気?その理由と復職するための技術の習得法

ブランクがあり潜在看護師となっているナースにとって、職場復帰はかなり不安が大きく、「ブランクを克服できない」「復帰する勇気がない」と悩んでいませんか?

しかしそのような潜在看護師が復職先として選ぶ職場として「デイサービス」が人気なんです。

実際に私の周囲の子育て中の看護師に聞いてみても、

「デイサービスいいよね」

「デイサービスで復帰してみたい」

「子育てと両立しやすそう」

という意欲的な声が聞こえてきました。

なぜデイサービスはブランクがある看護師に人気なのでしょうか?

今回はその秘密とデイサービスの仕事内容や向いている方などの情報、さらにはブランクがある潜在看護師がデイサービスに復職するコツをお伝えしていきたいと思います。

デイサービスがブランクありの看護師に人気の理由

看護師の就職場所といえば、

  • 病院
  • 介護施設
  • クリニック

などが定番ですが、最近ではデイサービスの人気が急上昇しています。

その理由は、ブランクがある看護師だからこその理由といえます。

その詳しい理由について見ていきましょう。

日勤だけの業務

デイサービス(通所介護)はその名の通り、昼間だけの介護を目的とした高齢者向けのサービスです。

看護師の仕事では「夜勤をするのが当たり前」という考え方がありますが、このデイサービスなら日勤だけで働くことができ、病院と比較し、責任感や高度な知識、技術を伴う夜勤をしなくて済むというのが大きなメリットと言えます。

状態が安定している高齢者が対象

デイサービスは通所介護と言って、その場所に通ってこれる高齢者の方を対象としています。

つまり状態が安定していて、その施設に通えるような健康状態の方が対象ということ。

病院で入院しているような急性期の医療が必要であったり、自分で動けないような寝たきりの患者さんがを対象とするものではないため、看護師としても負担が少なく、ブランクがあっても始めやすい仕事と言えるのです。

パートや週に二三回など勤務形態を自由に変えられる

病院などでは看護師は夜勤を強制されたり、正社員でシフトの調整をお願いされることがたくさんありますよね。それは24時間看護をしているためであり、看護師がいないと病院の運営が成り立たなくなってしまいます。

これに対してデイサービスはどうかというと、介護を中心として提供する施設です。

デイサービスの求人情報を見てもらうとよくわかるのですが、「週2日から勤務可能」などデイサービスの求人は看護師をかなり重宝して尊重してもらっていることがよく分かります。

デイサービスを運営する施設の職員は介護スタッフがメインであり、その中で働いてくれる看護師はとても貴重な存在になるのです。

つまり施設側としても

「看護師さんに来てもらえるなら、ある程度の休みの希望などは優遇するよ」

という施設が多く、看護師の希望をかなり通してもらいやすいという特徴があるのです。

そのため子育て中のママさん看護師などが子供の行事や体調不良でも休みやすいといった理由でデイサービスを選ぶことが多いのです。

デイサービスの仕事内容とは

デイサービスの仕事内容について、実際に働いている看護師から話を聞きました。

その看護師さんの話によると1日のスケジュールはこのような感じになっています。

デイサービスの看護師の1日の業務内容

9時  出勤施設へ出勤利用者のお出迎え

施設へ出勤し、利用者のお出迎えとともに様々な準備や清掃を行います。

9時30分 バイタル測定

利用者さん1人ひとりのバイタルを測定し、入浴可能かどうかなどを判断していきます。

10時  バイタル測定を入浴

その後は介護スタッフと一緒に入浴介助を行います。

皮膚が弱い患者さんなどは特に慎重に扱い、尿道カテーテルなどが入っている患者さんに対しては看護師が見守りをし、尿量や全身状態の記録を行っています。

入浴後の軟膏入浴後には軟膏塗布などの看護処置も行います。

11時レクレーション

介護スタッフと一緒にレクを行うと同時に、利用者の健康状態に異常がないか見守ります。

中には具合が悪くなってしまう方もいるので、そういった時には別室に誘導して休ませたり、必要時には医師などとや病院などと連携を取り、搬送のお手伝いをすることもあります。

12時 昼食

利用者さんをテーブルに誘導し昼食の準備をします。食事介助が必要な方は介護スタッフと一緒に食事介助に入ることもあります。

また経管栄養をしている方の場合、胃瘻から栄養剤を注入することもあります。その際にもトラブルの有無やバイタルの変化がないかなど状態を観察し、適切に経管栄養が実施できるようにします。

1時 昼食後の服薬

昼食後には多くの方がお薬を飲みます。そのお薬を内服するお手伝いをさせて頂き、お薬が間違っていないか、適切に内服できているかを確認します。

1時30分 利用者の記録

病院と同じように、利用者さんのバイタルやその時の状態を記録として残します。

この記録は利用者さんが病院を受診したり入院した場合には参考資料として、情報を共有することもあるのでしっかりと記載しています。

15時 レクレクレーション

一緒に楽しむこともありますし、安全にレクがすすむよう全体を見守り、臨機応変に対応をしています。

15時30分 お見送り

デイサービスを利用の利用者さんを車までお見送りをします。これで1日の業務は終了。

16時まで仕事を整理し退勤となります。

これは実際に看護デイサービスでパー十勤務で働いている看護師の1日の例ですが、デイサービスや仕事内容にもよって差があるということはご了承ください。

このように高齢者と一緒に楽しんだり、バイタルサインを測定したり、トラブル時の対処といったことが看護師の役割と言えます。

しかしデイサービスと言っても、この方のように胃ろうを増設している人など医療依存度が高い方もデイサービスを利用することもあり、基本的な看護技術と知識は必須となります。

ディーサービスが向いている人とは

デイサービスの仕事内容を紹介しましたが、実際にデイサービスが向いている人とはどのような方でしょうか?

高齢者と接するのが好き

デイサービスを利用しするのは、介護保険を利用している高齢者です。

そのため、高齢者と関わるのが好きで、お話したりレクリエーションをして仕事を楽しむことが出来る方にピッタリといえます。

身体援助を率先してできる

デイサービスでは身体介護は介護職員が中心となって行っていますが、実際には看護師もそれと同じ業務をお手伝いすることが多くあります。(清拭やおむつ交換など)

「看護師だから介護はしない」というスタンスではスタッフ間でトラブルになりやすく、実際にヘルパーとナースとの人間関係による介護施設でのトラブルは非常に多くなっています。

看護師も介護職も一緒に利用者さんをサポートするといった姿勢でオムツ交換などの清潔援助も積極的に行えるような方がおすすめと言えます。

子育て中のママ看護師

子育て中は子供中心の生活になりがちなので、夜勤は不可能ですし、子供の行事や体調不良などで休むことも多くなります。

病院やクリニック勤務では、看護師の役割が大きすぎてなかなか休むと言っても、職場の雰囲気が休みにくかったり、自分自身の責任感でストレスを感じてしまうことも多いと思います。デイサービスであればメインは介護者スタッフが様々なケアをしてくれるので、看護師の比重はそれほど多くなく、比較的病院よりも働きやすいというのがメリットがあります。

だからといって突然のお休みをやたらと貰うのはマナーや倫理的にもNGですが、子育て中の看護師で家庭とのバランスを取りながら働きたいという方にはピッタリの職場と言えます。

デイサービスで働くために必要な看護知識と技術

デイサービスで働くためには、ブランクがあったとしても最低限の知識や技術を身につけなければいけません。

老年看護の基礎

看護の基本でもありますが、高齢者に多い脳神経系や糖尿病、整形外科などの基本的な疾患の知識は身に付けておきましょう。

さらにはデイサービス中で具合が悪くなって救急搬送をされるケースも少なくありません。

そうした時に異常を早期に発見し、適切な判断ができるように、バイタルの異常やフィジカルアセスメントなども理解しておくことが重要です。

経管栄養

在宅で経管栄養をしている方も近年では増加しています。そのような家庭ではご家族の負担も考え、デイサービスに通うことが多くあります。

そのため施設にいる看護師が、胃ろう(PEG)から警官栄養を実施することになります。

基本的な胃ろう管理やトラブルの対処法などが分からないと適切な看護が実施できないため、基本的な知識や対処法もしっかり理解しておきましょう。

注射・輸液

在宅では訪問看護などを利用し、インスリン注射など実施していたり、高カロリー輸液をポンプで持続投与している方もいます。そのような方がデイサービスを利用することもあり、デイサービス中では看護師がその管理を適切にしていかなければなりません。

ですので基本的な注射や輸液の技術も必要になることもあるのです。

尿道カテーテルの管理

経管栄養と同様に、尿道カテーテルをつけたまま自宅で過ごす方も増えています。尿道カテーテルは胃ろうほど管理は必要ではありませんが、デイサービスで入浴時に尿の破棄などをすることになります。その際に尿の観察や閉塞などのトラブルを発見できる看護の視点を持っていることも重要です。

知識・技術が不安に感じたら

ブランクがあると特に知識や技術への不安が大きく、このままの状態で仕事ができるのかとネガティブに考えてしまいがちです。

しかし仕事復帰を成功させている人は、この知識・技術をレベルアップし、ブランクによる不安をを克服して復帰を成功させているのです。

中にはブランクが10年以上もある方も、やる気次第で看護師として復職を果たすことも可能なのです。ただし復帰のための技術習得には、コツがあります。

ただやみくもに自己流に勉強するのもいいですが、効率が悪く時間もかかってしまうでしょう。

できるだけ早く復帰を果たしたい場合にはナースセンターの潜在看護師向けの研修や実技講習などを利用し、短時間で効率的に技術や知識をレベルアップするような方法を選んでいきましょう。

あなたの地域の潜在看護師向け研修を知りたい場合にはこちら。

【潜在看護師】都道府県別ナースセンターと2019年復職研修・内容・日程まとめ

デイサービスで働きたいと思ったら

デイサービスで仕事復帰をしてみたいと思った場合には、デイサービスの求人が探せるようなツールを利用する必要があります。

上記冒頭でも書いたようにデイサービスは看護職の中でも人気がある仕事の一つです。さらにいうと病院程大規模に求人を募集しないため、基本的に数名程度の募集枠しかありません。

せっかく求人を見つけても「応募してみたら既に枠が埋まってしまった」ということにならないように、信頼できる求人サイトなどを利用し、空きが出たらすぐに教えてもらえるような対策をしておくと就活を成功しやすくなります。

他にも私は知り合いの施設看護師などに声をかけておき、日勤だけの求人が出た場合にはすぐに教えてもらうように下話をしておいたこともありました。

もし身近に施設で働く看護師やスタッフがいるのであれば、そういったコネを使ってうまく求人をゲットするというのもおすすめです。

まとめ

デイサービスの看護師枠はブランクがある看護師にとってかなり魅力的で人気があるということをお分かりいただけたでしょうか?

その分倍率も高くなる傾向にあり、自分自身のスキルアップとより積極的な就活対応が求められます。

ぜひこのサイトやナースセンターなどを活用しながら、復職へチャレンジしてみて下さい。

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